柿というと日本のものというイメージを持たれる方も多いかもしれません。FAO(国際連合食糧農業機関)の統計FAOSTATによると、世界で1番多く柿を生産している国は中国です。次いで韓国が続き、そして日本は世界第3位となります。

中国においてはFAOの推計では輸出量は0となっており、ほとんど国内で消費されているようです。
中国や韓国においては干し柿も作られており、量としては少量ですが中華街などで見られる干し柿は乾燥の度合いが高く水で戻して料理等に使われます。韓国の干し柿も、水で戻す乾燥度合いの高いものがありますが、韓国の国内ではあんぽ柿タイプのものも多く生産されています。

日本に次いで第4位はブラジルです。日系移民の方で生産に携わっている方も多くいらっしゃいます。輸出量も多くFAOSTATによると毎年数百トン〜千トン近くが輸出されています。
第5位のアゼルバイジャンはカスピ海の西南岸に位置する西アジアの一地方です。シルクロードを通じて柿が伝わったのでしょうか?
世界の
意外なところで第6位がイタリアとなっています。ヨーロッパでは熟した柿をスプーンですくって食べるというスタイルが多いという話がよく聞かれます。フランスの市場において、パーシモンではなく「KAKI」として流通していたという話も聞かれることから、日本のものというイメージが強いようです。
第7位のウズベキスタンは中央アジアに位置する内陸国で、古代からシルクロードにおいてオアシス都市として栄えたところです。
第8位はイスラエルです。カナダにおいて、イスラエルからカキが輸入されているという話を聞いたことがあります。
第9位のニュージーランドの柿は少量ですが日本にも輸入されています。日本では秋から冬のくだものですが、南半球の場合、収穫時期が正反対になりますので春から初夏にかけて生の柿を入手する場合はこのニュージーランド産の柿のような輸入物に頼ることになります。ニュージーランド産の富有柿が取り扱われているようです。
第10位のイランはカスピ海の南側の西アジアに位置しています。第11位のスロベニアはイタリアの東にある東欧の国です。これらの国を見ていると、柿が温帯の作物であるので近い気候帯の場所が産地であることはある意味当然ではありますが、シルクロードなどの東西交流を通じて伝播していったと思われる歴史を感じることができます。
第12位のネパールは、インドと中国のチベット自治区に挟まれて位置しています。インターネット上の旅行記などでもネパールの柿のことが紹介されています。日本人が海外旅行に行った際、柿があると思わず紹介したくなってしまうのは、それだけ柿が日本人の生活文化に溶け込んでいる存在だからなのかもしれません。
第13位はオーストラリアです。こちらやニュージーランドでは、おそらく日本から持ち込まれた富有柿などの品種が生産されているようです。
第14位のメキシコは、北アメリカ大陸では唯一のランクインとなっています。南北アメリカ大陸をあわせるとブラジルに次いで第2位となります。